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295: 登山家(青森県) []:2010/07/17(土) 09:55:46.23 ID:/LwoRHg/
>>289

【津軽弁の調書】
犯人「ジェンコダセ! ドコサ・アンズヤ?」
(金を出せ!どこにあるんだ?)

被害者「マイネ!マイネ!スカフoラィネ!」
(ダメだ!ダメだ!教えられない!)

犯人「オンメ・シャンベネバ・ウンデ・モイデ・マルドー!」
(お前話さなければ腕をもいでしまうぞ!)

被害者「ナモ・ジェンコ・ダッキャ・ネーォン!」
(金なんかどこにも無いぞ!)

犯人「ナンボ・ジョッパリ・ダバ!」
(何て強情な奴だ!)


298: タンドリーチキン(神奈川県) []:2010/07/17(土) 10:03:42.04 ID:St36dO02
>>295
もう呪文だなw


301: 工芸家(滋賀県) [sage]:2010/07/17(土) 10:07:27.33 ID:6gsJ6hd7
>>295
ホンマにごっつカッコええでんがなwwww


302: 劇作家(dion軍) []:2010/07/17(土) 10:08:19.25 ID:o3svcPyp
>>295の解説
ジェンコ…「銭こ」が訛ったもの。「コ」は指小辞と言って、小さいものや親愛の情があるものにつける。
      「ぜ」を「ジェ」と発音するのは古い発音で、16世紀までは京都でもそう発音していた。
スカフoライネ…「教える」を「すかへる」という。「へ」を「フェ」と発音するのも古い発音。
         「られない」が「ライネ」になっているが、これはレの子音が脱落し、イとエが混同してアイがエになったもの。
オンメ…「お前」。母音が融合したうえで強調したためにンが入っている。「あまり」と「あんまり」のようなもの。
シャンベネバ…「喋らねば」に相当。北東北では「なければ」の代わりに文章語のように「ねば」を使う。
        ザ行、ダ行、バ行の前には軽い鼻音が入るのでンがあるように聞こえることがある。「ウンデ」も同じ。
マルドー…「しまう」のことを「マル」という。津軽弁ではワ行五段活用がラ行五段活用のようになる。
      「思う」をオモル、「笑う」をワラルなどという。さらに「しまう」のシが脱落。
ナモ…「何も」。北東北ではンの独立性が怪しく、直後にナ行やマ行が来た場合には消えたように聞こえることがある。
ネーオン…「無いもの」。ナイモノ→ネーモノ→ネーオノ→ネーオンと変化したもの。
ジョッパリ…「強情っ張り」の前が取れた「情っ張り」から。
ダバ…「にてあらば」からの変化。共通語の「なら」に相当するが、共通語は「にあらば」からの変化。

こうして見ると全く意味不明な部分は結構少ない。「まいね」などは津軽弁独特で分かりにくいが。
ちなみに「なんぼ」は関西というイメージが強いが、結構複雑な分布で、東北でもほぼ全域で使う。