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299: 鑿(関東地方) []:2010/01/25(月) 00:59:42.76 ID:/OqFU0pa
「社会のしわ寄せはいつも主婦に」
 那智 文江(主婦 45歳 東京都)

先日、専業主婦仲間の軽部充子さんと、
オープンしたばかりの銀座の小洒落たカフェに行った。
最近の私は夫のことで非常につらい思いをしているのだが、
どうも軽部さんも私と同じ境遇に苦しんでいるようだった。
夫が不景気で給料が下がったなどと言い出したのだ。
私の夫には給料の増減にかかわらず、毎月2000円の小遣いを渡している。
給料が下がってるのに小遣い額は変わらないという、実に気楽な身分である。
不景気といわれるが、そのしわ寄せはいつも、私たち主婦にくるのである。
そこで軽部さんのアドバイスを参考に、夫にも家事の一部をしてもらうことにした。
これまで夫は、掃除と洗濯と育児と茶碗洗いと食事の用意をしていたが、
この程度では家事の分担とは到底いえないので、本当の意味で主婦のつらさを知らないからだ。
なので、この日から新たに小遣いで『食費と養育費の負担』をしてもらうことにした。
少ない予算でやりくりすることがどれだけ大変かを、夫には身をもって分かってもらいたい。
早速、夫は食費捻出のために副業を始めたようだ。
家族のために家計から費用を支出しなければならない主婦のつらさを知る絶好の機会であるし、
何より、夫の給料が下がった現状では当然といえば当然だ。
ただ、軽部さんには「まだまだ甘い」と言われたので、
今後は光熱費の支払いの負担もさせるべきかと検討している。
私たちはその後、いつも頑張ってる自分たちへのご褒美として、
シャネルのネックレスを買ってから帰路についた。